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水曜日, 3月 29, 2006

REVERSE CULTURE SHOCK & SCAPEGOAT

私は1997年に27歳で帰国したとき、reverse culture shockで暫く辛い思いをしました。「ブレイン・ウオッシュ」とは言いませんが、思えば最後に受けた政治学のクラスは、愛国主義的内容がてんこもり。当時のアメリカは怖いものなしのイケイケ状態だったし、たった二年間の間に私はすっかりアメリカナイズされていたのでしょう。帰国後、在日のヨーロッパ人に「アメリカで勉強していた」と話したら、猛攻撃受け、そのとき身をもって「scapegoat」の意味を知りました。それから4年後、ワールドトレードセンターのテロ事件が起きました。その時映像がすぐにテロだと思い、見つめていた自分がいました。もちろん暴力に対する強い怒りと不安を覚えましたが、どこからかアメリカに向かっていく怒りのパワーが抵抗できないモノな気がして、ただ漠然と為す術のない気持ちだったのを記憶しています。

そして今、この危険がいっぱいのアメリカに戻ってきた訳ですが、TVメディアを見る限りでは、正気の世界観を持ったアメリカは見られません。「世界で一番」が好きなアメリカです。BBCなどの世界のニュースが見られるのは、なんと朝の3:00-6:00ということです。

今日は、ここまで。

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