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日曜日, 4月 26, 2009

iphoneのアドレスデータ失いました...

古い方のPCから去年の夏までのデータがバックアップできました。

ということで、NY&FIT関係のお友達がいましたら、時間があるときに引き続きメールかテキストください。


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誠にお手数なんですが、

私の番号ある人はテキストメッセージで、主にメールでやり取りしてる場合はミクシーメール経由か通常のメールで
電話番号を教えていただけると助かります。

テキストでもらえると登録が便利で助かります。その際、お名前も書いてもらえますか。

どうかよろしく御願いします。

木曜日, 4月 09, 2009

topshop & topman


去る4月2日のトップショップオープンに来店してきました♪

時間は午後5時過ぎ。店前にはワンブロック以上の長い行列が・・・
クラスで行った私たちはラインを無視して入店さっ!


クラスメートはなんか色々買っていたけど、
折角余裕で入ったのだから、また来たときに買えばいいじゃんって(?)変な理屈を理由に何も買わなかった。
本当のことをいうと、日本でのトップショップを知らない私は、初めての入店に大興奮〜。

商品を一言で表現すると、”トレンドてんこ盛りなhigh street fashion”って感じ。
数日ごとに何か新しく入荷するから”あり”の品揃えなのね、きっと。
ジーンズがベーシックなカテゴリーに見えてくるほど、ベーシックアイテムは見かけず。
唯一奥にリネンの夏らしいパンツを白、黒、ベージュとみつけ何故か少しホッとする(おばさん・苦笑)。

フロアは地下がメンズで、他3フロアがレディス。
エスカレーターは客が反対側へワンフロア歩かないと上に上れないようになっていて、なかなか考えられています。
(懐かしく新宿のコムサを思い出したね)
売り場面積は全部で40,000 sq feetだそう。
フィッティング・ルームが各フロアに6つずつくらいある。
お客でもトイレは使えない。当日はもちろんですが、今後も使えない、と言われました。
あれくらい大きいなら使えても良さそうだけど、NYならではなのか・哀、客も店も心得ていると言ったところ。

商品の位置づけは同じSPAでもH&MともZARAとも違うし、高額なForever 21と言う訳でもない。
一般学生には安い商品ではないけれど、アメリカではバーニーズにも置いてあったし、著名なイギリスデザイナーのワンピースがUS$80なら安い、と思う消費者向け。アメリカではマスでない消費者を相手に、トップショップがどんなブランディング戦略をしていくのか、楽しみです。

初来店リポートでした。

水曜日, 4月 08, 2009

PS1 MOMA


行ったのはもう先月?下手したら2月だったかも。書き留めて置かなかったことを思い出しました。
クイーンズにあるMOMAの別館(美術館)。めちゃめちゃ格好いい!!
これから暖かくなるし、御散歩がてら行ってみては?
建築好きな人には特にお勧め♪

タイトルからPS1のHPへリンクします。

火曜日, 4月 07, 2009

back to NYC

あんまり花粉を感じないと思ったDC。調べてみたら杉花粉は飛んでないんです!どうりで楽だったはずだ。

して、夕方NYCに到着したのですが(NYは杉花粉やメープルがメインなんだよね)車から降りて速攻でアパートの中へ入ったのでまだセーフ。花粉予報を見る限り、もの過ごい数字が出てるので用心するに越したことはない。窓はまだ閉じたまま。明日は飛散率最高潮!春休みを良いことに、出来ればここから一歩も出たくないな〜って思っています。先週早々から発祥した花粉症が、この逃亡も含め4日間でやっと収まってきた所。アレルギーじゃないとこんなに快適なのよねえ。頼む、あ〜夏まで毎日雨降ってくれ!雨で作られる空気中のイオンの方が排気ガスよりずっといいし。う〜ん、いつまで花粉って降り続くの〜。5月中旬だったっけ?

喉がやられる私は、この時期ソーシャルライフに支障が。来週末はサムの会社のハロルドさん夫婦がNYへ来られるそうで”一緒に食事でも”って誘われてるのだ。ハロルドとは一度一緒にシカゴでご飯を食べたことがあるので、是非とも同席したい!でも咳が止まらなくなっちゃったり、声でなくなったりしたら嫌だしなあ。やっぱホメオパシーだけに頼るのは限界なのかしら(悲)あ、そうそう、そうなんですここまでわたくし市販薬を飲まずに、代替療法と治癒力&暗示で頑張ってきております。が、学校とか考えるとヒドくなっても困るしなあ。木曜日のスペイン語のクラスは3時間あるんですが、まだ半分以上残っているティッシュ箱ごと鞄に入れて学校へ行ったんだけど、見事全部空になってしまった。諸々含め、ふと今日のDCからの帰りの車の中でそろそろ限界か...って思ったのでした。

”花粉への恨みつらを綴れっ”て言われたら毎日更新出来そうだよ。
こっちの人は日本人みたいに花粉症が多くないようで、その分辛い気持ちを分かち合える子たちが居なくて不満だわ。

月曜日, 4月 06, 2009

spring break

春休みで桜を見にNYから車で4時間の場所にあるワシントンDCへ来ています。あいにくの雨模様ですが、花粉症の私にとってはまさに恵みの雨!ということで、これからお散歩してきま〜す。

土曜日, 4月 04, 2009

Review: F/W 09-2010 NY Fashion Week

Staerk by Camilla Staerk


2003年のビジネス再開以降「トップショップ・ニュージェネレーションアワード」を3度も授賞するなど数々の賞賛を浴びてきたStaerk。ロンドンからニューヨークへと拠点を移しコレクションを発表している彼女だが、前回の春夏コレクションに次いで私は2度目となった。前回は春夏物でも彼女の持ち味であるレザーが余すとこなく使われており、シャープなラインの数々に好印象を持った。秋冬の今回は全体的に黒、グレーが多く、アクセントにオフホワイトやシルバーを組み合わせた都会的なカラーパレット。目立ったのは得意のレザーにレースの組み合わせたチュ-ルトップや襟にレザーを施したコート、そしてとてもミニマルな革のグローブ。シャツやドレスにはシフォン、ジョーゼット素材が見られ、ハードな印象のコレクションに柔らかさを添えていた。中でも写真のサルエル風パンツやロングドレスはシルエットがとても綺麗で目立っていた。今回ショーはチェルシーにあるペントハウスにて友達であるデザイナーのVictor Glemaudとの合同開催。ランウェイショーはなく、同じスペースに約15人ずつStaerk(レディース)とVictor (メンズ)のモデルたちがぐるりを輪を描くように立ち、ゲストのリクエストでポーズをとる形式のプレゼンテーションとなった。

ちなみにStaerkのセレブリティの顧客にはサラ・ジェシカパーカー、リブ・タイラー、ジュリアン・ムーアー、ヘレナ・クリステンセン等がいる。



CHRIS BENZ

  







シアトル出身のデザイナー、クリス・ベンツは元J.Crewのデザイナーである。パーソンズカレッジ在学中はCFDAで新人賞を授賞するなど早くからその才能を開花。2007年2月にデビューして以来今回が5回目のショーとなった。会場はチェルシー地区でも西側のギャラリー街にある建物。中ではD.Jが曲を流し、見に着た人たちはシャンパンで迎えられ、まるでクラブイベントの雰囲気。その暗すぎる照明の中,鮮やかな服を纏ったモデルたちが、赤、青、緑、黄、プリント柄と分かれて高さ80センチくらいのプラットフォームの上に浮かび上がった。全体としては、知的でエレガントであると同時に艶やかで元気溢れるコレクションという印象。アクセントになっている素材はラメ、シフォン、ファー。ペプラムは写真の赤いドレスやジャケットに見られとてもエレガントなスタイル。気になったのは、肘から下が染めてあるファージャケットや、ジャケットの光沢素材のベルトやスカート。これらは着心地のいいものを求めつつ、マスマーケットに飽きた女性たちの指示を得られるのではないか、と思う。マーク・ジェイコブスでのインターン経験やJ.Crewでの経歴を通してのテクニックだろうか、スタイルのバラエティの多さ、バランスの良さが抜群で“今着る側のニーズに歩み寄り、独自のスパイスを効かせた”という感じが新鮮だった。シルエットも若い女性から中年まで幅広い年齢層をターゲットに出来るのではないかと思う。

ところで、つい最近日本から来た美容師さんによると、東京の若い子達の間では60年代風の重い感じの髪形が流行っているとのこと。今回クリス・ベンツの作品は、その50年代~60年代の香りをとても意識しているように思えた。



Coventry











ラルフ・ローレンやダナ・キャランでニットを手がけるなどしてキャリアを磨いてきたデザイナーのマシュウ・テリー。今回が彼自身のデビュー・コレクションとなった。チェルシーの25丁目と10thアベニューにある一角で赤レンガの壁に囲まれた会場内は木の椅子で丸くスペースが形作られ、中心に大きな植物のオブジェが置かれた。この周りをモデルが歩く。彼はメンズもレディスも手がけており、作品もランダムに登場。ミニマルなデザインが多い中、美しいニットのプリーツスカート(写真中央)やニットのケープ(写真右)が目を引いた。そしてスコットランドを代表するシェットランド・ウールにハイランド・ツイードを混合したメンズのカーディガンは今年の秋冬に注目したいアイテム。

作品と相まってショーの雰囲気はとてもナチュラルでニュートラル。プログラムに「Shima Seiki 」(ニット機器メーカー)の文字を見つけなければ、この作品の裏に隠されたテクノロジーに気づかなかったかもしれない。技術を持った日本の企業がイタリアブランドと組んで仕事をするように、ここNYでも日本のテクノロジーがNYデザイナーに強い後ろ盾をした形だ。一方、終りから2番目に登場したベイビーアルパカニットドレス(写真左)はデザイナー自身が当日の朝まで手編みしていたとか。最新のニット機器とデザイナー自身のテクニックが合わさって花開いたコレクションといえるだろう。デザイナーは今後も島精機との作品つくりを示唆する発言もしているーー“3D技術によって縫い目のない服が可能となり、捨てる生地も無くなり、エコロジーなファッションが可能になった。次回も乗馬ファッションの美しさをヒントに得ながら、混合シェットランドツイードの服や、テクノロジーを駆使したつややかな乗馬風パンツをデザインしてみたい。”

先月3月31日に島精機製作所の編機の歴史を紹介する博物館「ニット・ミュージアム」がオープンした。場所は和歌山市の商業施設「フォルテ・ワジマ」。この出会いをきっかけに、訪れた際には是非足を運んでみたいと思う。
「島精機プレスリリース」http://www.toyokeizai.net/dwnl/th/20080331/331f0a10.pdf



Hayden Harnett









デザイナーのトニーとベンにより2005年に設立したブルックリンを拠点にした若者に大人気のブランド。現在ブルックリンに本店とマンハッタンのノリータに2店舗を構えている。流通網としてアメリカでは「アンソロポロジー」や大手デパート「ノードストローム」に商品を並べ、「アマゾンドットコム」と「PIPELIME」でネット販売も行っている。過去には「ターゲット」とのコラボレーションでハンドバックのデザインも。

今回のコレクションはマンハッタン23丁目にある「ホテルチェルシー」の一室を借り切ってプレゼンテーションが行われた。一歩入ると、テーブルや棚、鏡台とその周りには最新秋冬のブーツやバック、小物がキャンドルライト照らされ所狭しと展示されていた。どれもアンティーク風の温かい感じがするテイストだ。小物に比べると少なく感じる服のラインは、10人程のモデルたちがベッドに横たわったり、バスルームに腰掛けていたり、一室では楽しそうな儀式のようなものが執り行われていたり…という形で紹介されていた。アウターはピーターパン襟のドレスコートやトグルボタンを使ったトレンチコートなど、凝っているがビジネスでもOKの着まわしの利くライン。それに比べ、幾何学模様のワンピースや、ビンテージ風スエードのパッチワークのベストやスカートはどこか懐かしい匂いがする個性的なデザインが並んだ。部屋を3週くらいするうちに奇妙な森の中に入り込んでしまった気がした理由は、今回のコレクションのテーマ「カーゴ・カルト」にあった。初めて聞く言葉だが、ウィキペディアによると“主としてメラネシア(オーストラリア大陸の上に位置する島)などに存在する招神信仰。いつの日か、先祖の霊・または神が、天国から船や飛行機に文明の利器を搭載して自分達の元に現れる、という現世利益的な信仰”とある。

日本でこのブランドの認知度は「SWEET」「GLAUMOROUS」「an-an」に掲載されたり、海外通販の検索でもかなり多く見受けられる。NYデザイナーブランドとしてはリーズナブルな価格帯からも、今後も若者の間で認知度が上がってくるのではないだろうか。


まとめ

今回が最後だったブライアントパークによるNYファッションウィーク。エコロジー的なナチュラルトーンに落ちついたコレクションもあるなか、前回の秋冬との大きな違いは、アメリカ経済の再出発を願うかのような“前向きな気持ち”を表すカラフルなコレクションが多く見受けられた事。また予算の都合上からも展示にするブランドも多かったが、あっという間に終わってしまうランウェイ・ショーに比べ、近くで素材や作品を何度も見られたり、全体を見渡せる展示形式の良さに改めて気づいた観客も多かったように思う。展示であれば開始時間もあまり押さず、開催時間内であればいつでも立ち寄れるし、時には一日~数日開催している場合もあるので、今後も展示形式が増えれば忙しいファッションエディターたちにとってスケジュールを埋めてく上で大きな助け舟になるかもしれない。

次回のNYファッションウィークはリンカーンセンター(66丁目)にて開催されるとか。ローワーサイドのソーホーやチェルシーを会場にするブランドも多い中、会場がブライアントパークから20ブロックも上がるとなると世界中から訪れるバイヤーやエディターの移動手段が気がかりですが、これもNYの景気に上手く反映されることを願いたいと思います。