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木曜日, 1月 26, 2012

ENK NYC Men's @ The Tunnel 1/22-24



今週の火曜日に最終日のENKNYCメンズのトレードショーに行ってきました。The Tunnelという名前の魅力的な会場にすっかり魅せられながら、2012-13秋冬メンズファッションの動向を探ってきました。

今回のショーではアウトドアからビジネススタイルにいたるまで、贅沢なカジュアルトレンドが全体を占め、その中に伝統的なディテールを凝らしたアイテムやテーラードが多く見られました。どこも手堅くこの トレンドを意識していたせいか、カラーパレットも合わせてどこもルックが横並びという印象を持ちました。


その分、バイヤーにとって厳選された素材による着心地と、着た時に差のつく仕立ての良さなどがオーダーの決め手となったようです。ベンダーは、ただ商品をハンガーにかけているより も、幾つもマネキンを用意してディスプレイしたり、触りやすくブースにアイテムを広げている方に自然とバイヤーの足も止まり、軍杯が上がっていた気がします。

気になったブランドは、Showroom Sevenが扱っている Gudrun & Gudrunのニット。手編みのウール100%セーターは、素肌に着たらチクチクしそうな、ちょっぴりごわついた手触りなのですが、その野性的な質感と、白、オフホワイト、ブラック、グレー、ベージュといった都会的な色の組み合わせがとても新鮮に映りました。今後も人気が続きそうなテーラードアイテムの快適さとは一線を画すプリミティブな方向性にも注目していきたいです。12月はニューヨークの街のショーウィンドウに、少し不気味な動物の剥製が多く登場していました。まだ言葉になっていないムードのようなものをとても感じます。

この展示会場となったThe Tunnelは、調べてみると実に面白い...のですが、夜も更けて参りましたので続きは、次回へ!

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