彼女とは今日はじめてエレベーターで乗り合わせました。このアパートに45年も住んでいて曾孫までいる元気なユダヤ人のおばあちゃま。一人暮らしの様子で、近所の私に会えたことを物凄く喜び自分の部屋に招きいれて飾ってある多くの家族写真をひとつづつ手にとって説明してくれました。それが終わると今度は壁にかかっている中国や日本画の紹介へと移り、寝室やお風呂場も見せてくれて、最後には電話番号を交換。セピア色のリビングルームやキッチンにちょこんと置かれたダイニングテーブルは私の知らない45年前のロンドンテラスへタイムスリップしたようで不思議な気持ちに。
帰り際に玄関脇の書棚にあった「MY LIFE by Bill clinton」と昨年出版されたヒラリーの自伝本に私の目が留まりすかさず「私も持っています」と告白・笑。折角だから話さなきゃ、と“アーカンソー州・リトルロックにあるクリントンミュージアムに行った”と話すと面白そうに耳を傾けてくれました。
そういえば、ネバダ州とニューハンプシャー州でヒラリーが勝利したのは驚きました。前回敗者となったオバマ氏でしたが、直後のパワフルなスピーチを聞いてから彼の勢いは避けられないかもしれない、と正直思っていたからです。(選挙権無いのだが)それ以後ヒラリーとオバマ氏の間で揺れていました。ちなみにこの前行ったバンドのメンバー含む取り巻きの若い子ちゃんたちはみんなオバマ氏を支持してました。メディアで言われている通りの若者からの圧倒的な人気を感じました。
もうひとつびっくりしたことがありました。ヒラリーがアイオア州で負けた直後の彼女が胸を詰まらせたスピーチは有名になりましたが、それに対するアメリカ人の反応が自分と全く正反対だったんです。感情的になっては政治が司れないのでは?エモーショナルというネガティブな女性のイメージがつくのでは?と思ったのですが、翌日の新聞を読んだら「彼女が夫のモニカ・ルインスキー裁判に立ち会った時の氷のようなイメージが消されて、人間味溢れる一人の女性として映った」とか「それを見られて好感を持った」とかいう意見が男性だけじゃなくて女性からもあったことです。久しぶりにカルチャーショックを受けました。
これは秋ころマルコが言ってたのですが、“(民主党と共和党という枠以外にも)アメリカには女性が大統領になってほしくない”という人たちも多いそうで“黒人に大統領になってほしくない”という人とどちらか少ないほうに候補に挙がってもらうというのも民主党が勝利する決め手になるのかも。大統領選ゲームのプロのアメリカなら統計は取れてそうだけどふ~ん考えさせられます。
speaking of sanny, サニーとは今日最後にイスラエルのお守り「ハムサ」の話でまた少し盛り上がってからバイバイ~!とお別れしました。
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